21年ぶりの古巣復帰
新指揮官に就任した西村徳文監督の下、プロ2年目の福田周平を主将に据えるなど若返りを企図しているオリックス。昨秋のドラフト会議でも高卒野手の太田椋を1位指名しており、将来性を重視した戦略を展開した。
ファームのスタッフでは、昨季まで指揮を執った田口壮前二軍監督が「一軍野手総合コーチ」に”昇格”。球団OBの中嶋聡氏が日本ハムから移籍し、二軍監督に就任した。中嶋監督は27年もの現役キャリアをもつ球界のレジェンドで、現役引退後には米・パドレスへ指導者留学するなど、経験値は十分。昨季は日本ハムのバッテリーコーチを努め、今季21年ぶりの古巣復帰となった。
中嶋監督は若手の育成へ、さっそく新たな取り組みに挑戦。選手自身に考えさせるとの意図で、今春の二軍キャンプでは全体練習を15時に切り上げ、自主練習の時間を確保した。これも多彩な経験を持つ新指揮官あってこその取り組み。チームに新たな風が吹き始めている。
【オリックス・バファローズ・二軍コーチングスタッフ】
▼ 監督
78 中嶋聡
▼ コーチ
86 米村理(チーフコーチ兼打撃)
89 小林宏(投手)
88 小松聖(投手)
71 藤井康雄(打撃)
94 後藤光尊(内野守備走塁)
84 早川大輔(外野守備走塁)
70 三輪隆(バッテリー)
【チーム情報】
オリックス・バファローズ
▼ 近年のファーム公式戦成績
・2016年=40勝68敗8分(5位)
・2017年=50勝53敗9分(4位)
・2018年=45勝57敗13分(3位)
▼ 開催球場
・オセアンバファローズスタジアム舞洲
(大阪市此花区北港緑地2-2-65)
・大阪シティ信用金庫スタジアム
(大阪市此花区北港緑地2-3-142)