DeNAは最後まで決め手欠き引き分け 先発・濱口が3回パーフェクト

イースタン・リーグ公式戦
DeNA 2 - 2 楽天
<ベイスターズ球場 5月9日>

 長浦のベイスターズ球場で行われたDeNAと楽天の一戦は延長11回を終えて決着つかず、2-2で引き分けとなった。

 この日は濱口遥大が先発。4月17日の一軍戦で好投を見せながら、打球直撃で負傷降板となり、右ふくらはぎの打撲で登録を抹消となっていた左腕は、立ち上がりから威力抜群の速球で楽天打線をシャットアウト。2回には2つの三振を奪って笑顔を見せるなど、3回を打者9人・パーフェクトに封じる快投を見せる。

 打線は2回に宮本秀明が押し出し四球を選んで1点を先制するも、以降はチャンスを作りながらもあと一本が出ず。追いつかれた直後の4回も勝ち越しのチャンスを逸していたが、5回に相手の遊撃手・西巻賢二のタイムリーエラーで1点を勝ち越し。試合はそのまま2-1で進んでいく。

 互いに走者を出しながらもホームが遠い展開が続いていたが、DeNAは8回から登板した平田真吾がピンチをつくると、山﨑剛に犠飛を打たれて2-2。終盤で試合が振り出しに戻った。

 試合はその後もお互い決め手を欠く展開。DeNAは砂田毅樹から中後悠平、櫻井周斗と左腕リレーでつないで9回から11回まで無失点。一方の楽天は小野郁が9回からの3イニングをゼロに封じてスコア動かず。2-2のまま、規定により延長11回引き分けに終わった。